去年のちょうど今くらいから美容や健康に気を使うようになった。
まず少しずつ運動を習慣づけるようにしていった。
すでに暑くなり始めていたので日中ではなく日の落ちた夜間に散歩をするようになった。
そのときはとにかく汗を出して老廃物などを出させるのがいいと思って、散歩から帰る頃には汗だくになっていた。
帰ったらすぐにお風呂に入って汗を流す。
お風呂でもサウナのようにして汗を出すようにしていた。
これは今思えばあんまり意味ないどころか逆効果なのでやらないほうがいい。
できるだけ涼しい状態を保ち汗は描かないに越したことはない。
しかしそのときは何も調べずに感覚だけでそれがいいだろうと思い込んで汗を流すことばかりしていた。
真夏になるとさすがに夜でも出歩く気力はなくなってきたので散歩に行く機会は減った。
9月になっても効果は感じられなかったので、この頃になってようやく真剣に調べ始めた。
自分じゃ解決できないと思ったのでとにかく専門医に煮てもらおうと思ってクリニックを予約した。
男の私がクリニックに行くのは気が引けたがそうも入ってられない。そんな感情なんて肌がこのままであることに比べたらどうでも良かった。
クリニックでいろいろアドバイスやらされ薬も出されてこれで治るのかと期待し安心した。
クリニックでされた食事療法(あれは食べちゃダメ、これを食べた方がいい)を厳格に守った。
数ヶ月が経過するとだんだんと悪化しているとのことだった。絶望した。
クリニックだけでは効果が期待できなかったので漢方薬局を調べて予約した。
最初に診察してくれた先生から2回目は別の先生に変わった。
このときから処方された漢方薬は苦くて飲むのが非常に辛いものだったが効果があることに期待して飲み続けた。
すると少しずつではあるが効果が現れるようになった。
食事療法はもう完全に守っていなかった。おそらく厳格な食事療法で食べたいものが食べられず、食べたくないものを食べていたので知らず知らずのうちに相当ストレスが溜まっていたのではないか。
それが悪化の原因となっていたのではないかと思われた。
それからまた数ヶ月が経ち、クリニックや漢方薬局の先生曰くもうほとんど治っていると言われるまでになった。
しかし鏡を見るとまだ納得できない自分がいる。
心の隅では、自分以外の人間から見たら全然気にするような程度ではないと感じてはいるものの、気になるものは気になる。
1年が経過してここまでこれたが、もう少し頑張る。