映画『オッペンハイマー』

映画を観に行く前に近所にあるかき氷屋に行った。

彼女はかき氷が大好きなので時々付き合わされる。確か初デートもかき氷屋だった。

かき氷なんてお祭りの屋台で売っているようなものしか知らなく、せいぜい500円程度かなと思ってたら1500円とか2000円を超えるものもあって悶絶した覚えがある。

氷部分ではなくトッピングにコストが掛かってるんだろうが、それでも2000円は高杉晋作なんじゃないか。

まあかき氷の代金は彼女が払ってくれたので別にいいが。

電車に乗って映画館のある街へ。少し時間があったので駅前をブラブラ。

本屋に入り彼女が栞を買いたいという。私も欲しかったので一緒に探して買った。会計は別。

KIDDY LANDというキャラクターのグッズが売っている雑貨屋で、彼女はちいかわのピンバッジを購入。

私はポケモンの置き物みたいなのが欲しいと思ったがやめておいた。

全6種類あって箱で密閉されているので買って開けてみるまで何が入っているかわからない。欲しいものではないものをかわされたときのショックが半端ないので買わないことにした。

彼女がなんかブースカ言ってたが無視した。

映画館に着いてドリンクと軽食を購入。ここでも彼女に払ってもらった。

オッペンハイマー』は予告編を観る限り映画館で観る類の映画じゃなさそうだし上映時間が三時間もあるので私自身はそんなに観たくなかった。

無駄に長くてわざと時系列ぐちゃぐちゃにしていてセリフも難解だったので意味不明なまま終わった。

ファミレスで彼女にどうだったか聞いたら彼女もよく理解していないようだった。

彼女が「三人目の奥さんが〜」とか言い始めて「三人目...?」と思った。後で調べたら奥さんは二人しかいないようなので彼女は幻の三人目を観ていたことになる。

ネットの解説記事を読みながらあ〜そういうことね。とようやく理解できた。

二回、三回と見返すのがいいと書いてあったけど、はっきり言って一回で誰もが楽しめない映画なんて駄作だと思う。

ノーラン作品を否定することになるかもしれないが、私はなぜノーランがこんなにも世間に受けているのか理解できない。

大半は難解な映画を評価している自分に酔っているだけ。

解説読んだ後にもう一度観たい気はするが映画館に観に行くのはだるいし三時間もあるからDVDとか配信でもおそらく二度と観ない。

ちなみにノーラン作品は好きなのもあって、特にインセプションは映像美もあって楽しめた。

映画のチケットと夕食代は私が二人分出した。

ときどき彼女にもお金を出してもらうし、自分の欲しいグッズとかは当然自分のお金で買ってもらう。

彼女はお金を出してもらったら必ずありがとうと言ってくれる。そういうところはちゃんとしている。

私のほうはあまり言えてないかも知れない。そのうち愛想尽かされるかな。

ポケモンのグッズは少し欲しかったけど無駄金使うのを我慢できて偉かったなと思う。