映画『変な家』を観た

ここ最近、関東では雨か曇り続きだったが昨日は午後から久しぶりに晴れ間が覗いて気持ちのいい天気になった。

彼女が映画『変な家』が観たいと言うのでネットで座席予約をして見に行ってきた。

少し早めに家を出て近所に咲いている桜を見ながら駅に向かった。

家の近くには川が流れており堤防沿いに桜並木が伸びているのを期待したが、並木と言うには程遠く片手で数えられるほどの桜しか咲いていなかった。

テレビによるとちょうどこの日が満開日だったようで、わずかながらでも満開の桜を見ることができて良かった。

私は雨穴が好きで動画は全部見ているし小説は『変な家』『変な家2』『変な絵』すべて読んでいる。

前情報で映画の『変な家』はつまらないと聞いていたし、邦画にまったく期待していないので自分一人だったら観ていなかった。

ミーハーの彼女が観たいと言うので付き合いで観に行っただけ。

結論から言うと前評判通りの出来という感じ。原作ファンからしたら観る価値はまったくない。

そもそも私が邦画嫌いなのは、日本人の演技がすべて幼稚に感じるから。

これは私が日本人だからそう感じるだけなのかもしれないが、どうしても洋画に比べてすべて演技が嘘っぽく感じる。

俳優のいかにも「演技してますよ〜」「上手でしょ〜」「かっこいい・かわいい自分を見て〜」という意識が伝わってきて薄ら寒い。

そのとき人気のあるイケメン俳優・美人女優を起用しているだけなので演技の優劣や役にハマっているかは関係ない。

イケメン俳優のかっこいい顔、美人女優のきれいな顔を写したい意識が先行して、顔に泥や血などの汚れを極力つけないようにしているから作品としてのリアリティが蔑ろにされている。

まぁこんなことは今に始まったことじゃないのでどうでもいい、嫌なら観なければいいだけの話。

今回さらに最悪だったのは、斜め後方に座っていた女がびっくり要素があるたびに「キャァ!」だの「ヒィ!」だの悲鳴を上げていて非常に気が散ったこと。

「ホラーが苦手な私かわいいでしょ」アピールのためにいちいち悲鳴を上げていたんだろう。

映画を観るだけなのにいちいち自己アピールをしなければ気が済まない女。

映画のびっくり表現よりも女の悲鳴でビクッとなってめちゃくちゃイライラした。

あと周りの人たちのポップコーンをむさぼり食う音もうるさかった。咀嚼するときくらい口を閉じろ。

映画の後はレストランで夕飯を食べて駅周辺をブラブラ散策して家に帰った。

自宅から片道30分もかからずに映画を観れることがわかったので、今度から映画はレイトショーで観ようと思った。