大好きな彼女

今回の緊急入院を経験して一番実感したのは、私は素晴らしい彼女に恵まれて本当に幸せだということ。

もし私が未だに独り身だったら一体誰が荷物を届けてくれたり心の支えになってくれたのだろう。

歯ブラシや洗剤は病院内のコンビニで買えるので問題ないにしても、自宅にあるパソコンや積読本、ゲームを届けてくれる人はいない。

彼女がそれらを届けてくれたおかげで入院生活で暇を持て余すことはなかったし、毎日LINEでやり取りしていたので寂しくもなかった。

よく独身男性の平均寿命が短い理由として、病気になった際に気づいてくれる人がいないというものがある。

仮に自分で病気に気づけて治療することができたとしても、誰にも心配されず誰も訪ねてきてくれない入院生活ほど味気ないものはない。

私と違って友達の多い彼女を独占したいという気持ちが強くあり、それが彼女に対する唯一の不満だが、それ以上のものを与えてもらっているので我慢しなければならない。

正直言って彼女を好きになったきっかけは見た目がタイプだったから。男なんてみんなそうだと思う。

私の好みは世間一般と少しずれているので、なかなか見た目がタイプという人には出会えない。

彼女をひと目見た瞬間好きだと思ったし、今でもその気持ちは変わっていない。

付き合い始めて一緒にいる時間が増えるにつれ、彼女は性格的にも素晴らしい人だということがわかって、改めて惚れ直すことになった。

執着的で嫉妬心の強い私なんかと付き合ってくれ、今では同棲までしてくれて感謝の一言。

なんとしても今の彼女と結婚する。