今まではオーブンがなかったので作りたくても作れなかったが、彼女がオーブンレンジを持っていたので同棲を始めたら作ろうと思っていた。
初めてオーブンを使うことに加えオーブンがかなり年代物のようなので不安だった。
まずはチョコチップを入れずに生地だけのプレーンクッキーをお試しで作ってみることに。
薄力粉100g、グラニュー糖50g、無塩バター50g。彼女のデジタルはかりを使ってきっちり計る。お菓子作りだけは目分量でやっちゃダメ。
ビニール袋に入れてモミモミして混ぜ合わせる。
ビニール袋が破れやすいとモミモミしているときに破れて材料がこぼれるので注意。
結構力がいるし時間がかかるので動画を見ながらやるといい。
混ぜ合わさったら一口大を手に取り丸め直径4cmほどに成形する。
オーブンの天板にクッキングシートを敷いてその上に並べていく。
ちなみに彼女のオーブンレンジは年代物だからか天板が丸くて駆動中に回転するタイプ。
クッキングシートは普通に敷くと四角なので四隅が天板からはみ出すがいったんこのままやってみることに。
レシピによると予熱なしの180℃で10分でこんがり焼色がつくまで焼くらしい。
オーブンレンジをオーブンモードにして時間は10分にセットしてスタート。
案の定天板からはみ出たクッキングシートの部分がひっかかって天板が回転していない。
あっという間に10分が経過して中を覗いてみるも、まったく焼色がついていなく生地もなんだか柔らかい。
5分追加で焼成するもまだほとんど変化なし。さらに5分追加。少し焼色がついてきた?
今度は10分追加。心配でずっと見ていた。なんか生地が膨らんで隣のやつと合体しそうになっている。
まだ焼色はまだらにしかついていないのでさらに10分追加。焼色はいい感じについた。さすがに熱くてちゃんと触れないがなぜか柔らかいまま。
これ以上焼くと焦げそうなので取り出して粗熱を取ることに。
粗熱を取って恐る恐る触ってみると、しっかり固まっておりちゃんとクッキーになっていた。
いろいろ改善点が見つかったので次は少し工夫して作ってみる。
まず天板が少し小さいようなので材料を少し減らすことにした。薄力粉80g、グラニュー糖40g、無塩バター40g。
ビニール袋に入れてモミモミして混ぜ合わさったら今度はチョコチップ40gを追加してさらに混ぜ合わせる。
丸い天板なのでクッキングシートもそれに合わせて手で適当にカット。これで天板が回転するようになるはず。
一回目よりひとつの大きさを小さめにして膨らんでも隣と干渉しないように置いていく。
今回は設定温度は180℃のままで時間は一気に30分にしてみた。
スタートすると目論見通りクッキングシートがひっかかることなくちゃんと回転している。
30分焼いてもやはり焼きが甘かったのでさらに10分追加。一回目とほぼ同じ仕上がりになったのでそのままオーブンレンジの蓋を開けて粗熱を取る。
天板の場所によって熱の入り方にムラがあるようで、中心に近いほど濃い焼色がついていた。
粗熱が取れたチョコチップ入りクッキーを一枚だけ味見。うまい!
一回のお試しで改善点を完璧に把握し二回目でこの完成度のクッキーが作れてしまった。
しかしお菓子作りまでいくと完全に趣味の領域だなと思った。
クッキーなんて100円そこそこで安定した美味しさのものがいくらでも売ってる。
材料費と作る手間暇を考えると買ったほうが圧倒的にコスパはいい。
彼女が帰ってきたら一緒に食べよう。喜んでくれるといいな。