折りたたみ自転車に乗って近所の川沿いを走ってきた。
今日の天気は曇り時々晴れ。午後からは気温が上昇し暑くなるようだが、午前中はいい具合に雲がかかっており適度に風もあって非常に快適だった。
川沿いの道はほとんど車が通らなく、その代わり散歩中の人、ランニング中の人、ロードバイク、そして私のような自転車でツーリング中の人が多く行き交っていた。
車がいないだけで本当に長閑なツーリングを楽しむことができた。
折りたたみ自転車はタイヤが小さいのでたくさん漕がないといけないから大変。ギアは6段階で調節できるけど坂道を登るのは辛い。
シートもそんなに柔らかくないので長距離のツーリングには向かないかもしれない。
中学・高校のときは毎日自転車で学校まで行っていた。
雨の日も風の日も、夏の日差しが照りつけるときも、冬の雪が吹きすさぶときも、当時はそれしか移動手段がなかったから仕方なく。
冬のある日、路面が場所によって凍結している中自転車を漕いでいたところ、緩やかな坂道が凍っていることに気付かず、そこそこのスピードで進入してしまった。
すぐにそのことに気づいたが時すでに遅し、一瞬の動揺がハンドルを握る手に伝わり、あえなくバランスを崩して盛大にすっ転んだ。
すっ転んだまま凍結した路面を滑り坂道を降っていった。
近くにいた女性が駆け寄ってきて心配してくれたが、私は恥ずかしさのあまり女性の心遣いに感謝する余裕もなくぶっきらぼうに大丈夫である旨だけを伝え、急いで自転車を立て直し再び自転車を走らせた。
体中が痛かったが急がないと学校に遅刻してしまうので頑張って漕ぎ続けた。
車通りのほとんどない道での出来事だったのが不幸中の幸い。