先輩と通話していたらメイドインアビスというアニメをおすすめされた。
調べたらアベマで8月の頭頃まで無料で配信されていたので見てみた。
この記事が投稿されている頃には無料配信期間が過ぎていることと思う。残念。
あらすじは、アビスという大穴が存在する世界において、主人公の幼女が機械の少年とともに大穴を下っていくというもの。
あらすじはなかなかおもしろそうだと思うが、個人的にそれほど面白いとは思わなかった。
まず私は年端も行かない少年少女がその身体的精神的なことを無視して無茶をする作品が好きになれない。
ひょろひょろした少年少女がでっかい武器を軽々しく扱って自分の何杯もあるモンスターをばっさばっさとなぎ倒していくことにナンのロマンも感じない。
フィクションといえどもある程度のリアリティさが欲しい。
日本の作品はいかにも見栄えのするキャラクターさえ用意しておけば人気出るだろというような気概を感じる。
実際それで人気が出るんだから造り手としてはそこを求めるしかなくなる。
邦画にしても、よくハリウッド映画などと比べられて邦画はイケメン美女ばかり起用して内容がないということが言われるが、日本の消費者がそれを求めているんだからそういうものを重点的に作らざるを得なくなる。
アニメが世界に誇るべき日本の文化だとあぐらをかいていると、すぐにでも欧米諸国に上位互換作品を作られて取って代わられるだろう。
少なくとも今の日本人がありがたがっている程度のクオリティのアニメでは簡単に超えられてしまうのではないかという気がする。
はっきり行って今のアニメって別に世界に誇るような程度のものじゃない。
少しうがった見方をすれば、例えばキャラクターができるだけ動かないように構成されていることに気付くし、キャラクターの口の動きが実際のセリフとあっていない、ただパクパクしているだけということも気になるし、そもそもキャラクターたちが稚すぎて感情移駐できる年齢層が限りなく狭い。
私は洋画の特にミステリーが好きだが、そういった作品は日本のアニメにはない。