深夜にもかかわらず玄関ドアを少し空けている住人

深夜3時くらいにゴミを捨てに行ったとき。

玄関を出てエレベーターのある方向に向き直ったところ、同じ階層の別の部屋のドアが少しだけ空いていた。

ドアを開けた状態でドアロックを開き、ドアを立てかけるようにすることで玄関を少しだけ開けておくことができる。

こうすることで部屋の中を空気が流れるようになり、冷房をつけなくても涼しくなったり空気の入れ替えができる。

今の時期、日中は暑くてそんな事をした程度では快適にはならないが、6月頃や9月頃はこれで十分涼しくなるので私もたまにする。

真夏日といえどもそれは日中の話、深夜3時とも慣れば気温はグッと下がっており、冷房をつけるまでもない。

玄関ドアを少し空けておくことでさらに快適になる。

しかし言わずもがな深夜3時はほとんどの人が寝静まっている時間帯であり、人目が減る時間帯である。そのような時間帯に良からぬ考えを持つものは人知れず暗躍せんがために活動する時間でもある。

要するに犯罪にあいやすい時間帯ということ

そんな時間に玄関ドアを少し空け当然無施錠でいられるとはなかなか豪胆な精神のものがいるものだと思った。

このマンションはオートロックなので住民以外はおいそれと入ることができない。

しかしオートロックといえど絶対に入れないかと言うとそうではなく、例えば住民に紛れ込んで突破するなどして簡単に入ることができる。

深夜ということでなかなか住民の出入りはないだろうが、それも絶対ではない。

それに表向きはオートロックだが実は裏の自転車置き場からは塀をよじ登れば侵入することができる。

はっきり行ってうちのオートロックは取ってつけたようなもんだと思う。

そんななんちゃってセキュリティのマンションで深夜に玄関ドアを開け放しておくのはセキュリティ意識が極端に低いと言わざるを得ない。

同じマンションの住民がちょっと気が触れて強盗がしたくなり、ふと目についた玄関ドアが少しあいている部屋を見つければそこをターゲットにする可能性が高い。

どんな人間が住んでいるかわからない。

少し考えればすぐにばれるだろうことでも頭がそこまで働かない犯罪者がいればそれだけでアウト。

その件の部屋はエレベーターから私の部屋の途中にあるので、被害に合うならまずその部屋となる可能性が高く、私に危険が及ぶ可能性を低減させてくれているとも考えられるので、究極的には知ったこっちゃないという思い。