ようやくまともにバスに乗ることができた

クリニックと漢方薬局へ行く時にバスに乗っていった。

前回行った時も乗ったけどそのときにはパスモを掲げたものの弾かれすごすごと家に帰り現金を取りに帰るという体たらくを経験してしまった。

その後の調査によりどうやら手持ちのICカードからiPhoneApple Walletにパスモを移したためだという確からしい結論に至った。

そして今回はiPhoneを手に持ちパスモの決済画面でもってバスに乗ろうとする初めてなのだった。

バス停でバスを待っている間は緊張した。

前回のように門前払い(自業自得)をかまされるのはではないかと、前回のことがフラッシュバックして私の心臓は高鳴った。

バスを待っている間に私の後ろにはどんどんと人が並んでいく。

なぜだか今日は人が多かった。まあ暑いし雨降ってるしみんな徒歩や自転車でなくバスなどの公共交通機関を使うのは至極当然のことだと言えた。

かくしてバスが来たので前側から乗り込みiPhoneのパスも決済画面を起動し機械にタッチ。

ティロンだかはっきりと覚えてないが小気味いいサウンドが鳴りバスの乗車を認められたことが示された。

ようやくまともにバスに乗ることができた。

30代にしてバスに乗るだけのことでオロオロしている姿は相当カッコ悪いと思うが今までバスに乗ってこなかったのだから仕方ない。

ちなみに自分で予約して飛行機に乗ったこともない。

その日のバスはやたら混んでいた。

車内もさることながら道路事情もよろしくなかった。

バスに乗る人が多いのはわかるが道路も混んでいるのはどういうことだ。通勤退勤時間帯でもないのに道路は車で溢れかえっていた。

結局定刻より10分遅れで目的地に着いた。

その時にはすでにクリニックの予約した時間の1分前だった。

まあ歩いて5分くらいなのでそれくらいの遅れなら許してくれるだろう。

それに悪いのはバスであって混んでいた道路であって私ではない。大義名分は私にある。

案の定5分遅れでクリニックに着いたがいつもとなんら変わらなかった。