知り合いのサイトのリニューアルは完成

そういえば知り合いのサイトのリニューアルは完成した。

だがまだ知り合いには完成したことを伝えていない。意味はない。

やり始めてから1週間とちょっとで完了してしまったのであんまり早く完成させたことを伝えられるとたいした仕事をしてないんじゃないかと勘繰られてしまう恐れがある。

かけた時間がクオリティの高さに比例するわけではないのだがクライアントはそうは考えない。

できあがったリニューアル後のサイトは自分で言うのもなんだがなかなかのクオリティに仕上がった。

見た目だけなら最近のモダンサイトと遜色はない。

コーディングはできるがセンスは絶望的にないのでいろいろなモダンサイトを見て回りながらインスピレーションを高めていき完成に近づけていった。

結果的に見る人によってはどことなく既視感を覚えるデザインになってしまったかもしれない。

しかし世の中の先駆者はほんのひと握りの人たちに限られており、その他の大多数は先駆者の後追いだったり改良に勤しむしか他になく、それが限られた手段として認められなければどうしようもない。

元来日本人はその気質として何かを生み出すことはあまり得意ではないが改良や小型化といった技術に長けた民族であると言える。

人類の文化の発展という見地から鑑み、何も生み出すことだけが絶対的強者とはなり得なく、時には後追いではあるけども改善しようと試みる姿勢も評価されるべき世の中であってほしいと真に思う。

などと最もらしいことを言ってケムに巻く。

しかし自分ではなかなか良いと思っているもののクライアントからしてみればそうでないかもしれない。

そういう苦渋を舐めた経験もある。

完成したことを報告するのを先延ばしにしているのはそれが一因としてあるのかもしれない。