唇の民の祖先も喜んでいることだろう

今年の初めくらいに行ったクリニックで、女性スタッフから唇荒れてますねと言われた。

私は冬場になると唇の水分が奪われ皮が捲れてくる。その皮を歯とか手でめりめりっと剥がすことがある。

皮を剥がすと当然中の肉が赤々とむき出しになる。それを見て女性スタッフは荒れてると言った。

女性スタッフは私も唇が乾燥するといい、リップクリームを使っていると言った。

実は私はリップクリームを持っている。一体何年前に買ったのか不明だが、少し使っただけのリップクリームを2本持っている。

メディカルキットみたいな感じで小さな袋を使っていて、その中に色褪せた(と言うと誇張しすぎか)リップクリームが2本発掘された。

その日から朝昼晩の3回リップクリームを塗るようになった。

ここでカミングアウトしておくが、私はいわゆる唇の民と呼ばれる民族の血を色濃く受け継いでいる。

そのためリップクリームの消費量もそれなりに多い。

数ヶ月使い続けていると余っていたリップクリームを2本とも使い切ってしまった。

仕方ないので近くのコンビニへ行きリップクリームを買った。自宅から一番近いコンビニなのにここで買い物をしたのは初めてだった。しかも買ったのはリップクリーム1本。

買ったのはいつものメンソレータムのやつだけど、なんかこれ細くなってないか?

リップクリームすらコスト削減のために内容量を減らしているのかと思い悲しくなった。

しかも思ったより高かったし。コンビニだからと言って250円は高くないか。あんな細いリップクリームごときが。

薬局とかで買えば200円くらいで買えるんだろうか。それでも高い気がする。

昔はもっと太くて130円くらいだったような気がするが気のせいか。

まあリップクリームのおかげで私の唇はいつもプルプルしている。唇の民の祖先も喜んでいることだろう。