煎じ薬というもので、パックになっているものをお茶のように煮出してできたものを飲む。
これの作り方がなかなかめんどくさい。
まずは鍋ややかんに水とパックを入れ30分ほどそのまま放置する。
次にそれを火にかけ沸騰するまで温める。
沸騰したら弱火にし40分ほど煮詰める。
水の量が半分ほどにまで煮詰められたら完成。
完成したものはまずニオイがすごい。
語弊があるかもしれないけど、カレーを作った鍋を洗う前みたいなニオイがする。
それほど拒否感はないが、とにかく主張が強いのでやや面食らう。
見た目はいかにも成分が溶けだしていそうな茶色で激しく混濁している。
例えるなら出がらしのお茶を寄せ集めたような。
勇気を出して一口飲んで見る。
...クソマズイ。
ニオイだけじゃなく味の主張もすごい。
この世の苦味のみを集約してできたものがこれだと言われても納得できる。
そして舌にじんわりと残る後味。気持ち悪い。
これはあまり口中に触れさせずに一気に喉元へ送って飲まなければいけないやつだ。
聞くところによると漢方は苦いと感じるものはその人にとって良くないものだとか。
一方で良薬口に苦しという言葉もある。
とりあえず後者の言を信じて今しばらくは煎じ薬を試してみる。