相変わらず鬼滅の刃が流行っている。
普段漫画なんか読まない母が私に「鬼滅の刃持ってる?」と聞いてくるくらいだからものすごい流行り様なんだと思う。
一部の漫画好きの間で流行っているだけではなく、漫画を一度も読んだことがない層まで取り込んでいる。
残念ながら私は漫画は電子書籍か漫画喫茶でしか読まないので単行本は持ってない。
母には読ませてあげられないことを申し訳なく思った。
つい先日、最終巻まで読むことができた。
一応最終巻まで読んだもののここまで流行るほど面白い漫画ではないと思った。
きっとアニメのクオリティが高かったから人気に火がついたんだろう。
アニメは見てないけど連載が始まってだいぶ経ってから流行ったのはアニメが放送されるようになったという理由があるためじゃないかと。
鬼滅の刃は作者が女性だということも話題のひとつとしてよく語られる。
確かに読んでいると女性特有のニオイがしてすぐにそれとわかる。
それが好みだという人もいるのでそれ自体はとやかく言わない。
どこまで行っても結局は個人の好みということになるから。
ただ作者が女性だというだけで読んでもしないということはもったいない気がする。
鬼滅の刃に限った話ではない。
女性が描いている漫画でも面白いものはたくさんある。
私がつい最近読んだ女性作者の漫画で面白いと思ったものがある。
それはマザーグールという漫画。
お嬢様学校の生徒たちが海上をクルーズ中、事故により一行は名もない孤島に漂着してしまう。
実はその孤島には異形の怪物が住んでいて、漂着した生徒たちを見つけると襲ってくる。
果たして温室育ちのお嬢様たちはこの孤島で生きながらえることができるのか。
なんだよくあるパニックものかと思った人はちょっとまってほしい。
パニックものの漫画は昔からよく題材として用いられてきている。
ただそれゆえしっかり描けている漫画は実はそんなに多くない。
マザーグールは漫画としては平凡な部類に入るかもしれないがちゃんとしたパニックものが描けているという点で優れている。
まあ私が下手な絶賛をするよりも一巻だけでも読んでみたほうが伝わるので、もし気になったら読んでみることをおすすめする。