車を運転するには悪環境であるのによく車を持てるな

相変わらず散歩を続けている。

毎日平均して1時間程度宛もなくブラブラと歩いている。

最近は近場でも通ったことのない道を踏破しようといろいろな新しい道を見つけては散策している。

基本的に個人が通る道というのは固定されている。

スーパーや駅といった目的地があったらそこへ向かうための最短ルートを通るだろう。

そして一度決めた道は滅多なことがない限り変えない。

いつも通っている道から伸びる数多くの脇道。

多くの人はその先の風景がどうなっているのか知らないままその土地を離れたりする。

何十回、何百回と通った道。ほとんど代わり映えのない風景。

一歩その道から逸れると予想もしていなかった風景が待っているかもしれない。

長年住んでいる家の近場であっても足を踏み入れたことのない道を歩くと新鮮な気持ちになる。

私が住んでいる場所は繁華街というより住宅街で、一片のスキもないほど一軒家や集合住宅が所狭しと並んでいる。

数多くの家の前を歩いてみて思ったが、東京は軽自動車がほとんどいない。

田舎では滅多に見ないポルシェやシトロエンなどの外車も多く見かける。

なんでもない一軒家やなんてことない集合住宅に停まっている車ですら、世間一般的には高級車と言われるものがほとんど。

言葉は悪いが住んでいるところは大したことないのに車だけは高いものを選んでいるようにも思える。

車一台がようやく通れるような極細い道に建っている家にも高級車が停まっていることがある。

駐車場も狭い上に傾斜がついてたりして非常に停めづらそうな作り。

私も昔ハリアーという大きい車に乗っていたので知っているが、大きい車で細い道を通ったり狭いところに駐車するのはストレスが溜まる。

車を運転するには悪環境であるのによく車を持てるなと思う。

袋小路の最奥なんかに車が停まっていたりすると、いつもどうやって駐車しているのか見てみたくなる。

きっと袋小路にバックで入って慎重に狭い駐車場に入れてるんだろう。

車を動かすたびにそんなことする必要があるなんて私なら耐えられない。