インスタントラーメンってなんであんなに美味しいんだろう。
生麺タイプのものじゃなく、麺を油であげたフライドタイプのほうが好き。
きっとあのジャンクさがいいんだろう。
居酒屋では絶対にフライドポテトを頼む。フライドポテトもジャンクであればあるほどいい。
やっぱりサッポロ一番は偉大だと思う。
父がサッポロ一番の味噌味が好きで、昔からそればっかり食べていた。
サッポロ一番の塩味や他のインスタントラーメンには見向きもせず、本当に味噌味のみをずーっと食べていた。かなりの偏食家だと思う。
その影響で私もサッポロ一番の味噌味をしょっちゅう食べていた。
一人暮らしするようになって食料を自分で調達するようになると、サッポロ一番の他の味を買って食べるようになった。
サッポロ一番だけじゃなく、チャルメラや出前一丁など他のインスタントラーメンもいろいろと食べた。
色々と食べても結局はサッポロ一番に戻ってくる。
私は塩味を好んで食べるようになった。
塩味が好みだと言ってもときどきは味噌味や醤油味も食べる。
いつの間にか塩豚骨味なるものがレギュラー化しているので、等しく食べている。
好みはあれどどれも美味しいから素晴らしい。
もう全種類を常にストックしておきたいくらいサッポロ一番に依存している。
しかし袋麺は基本5袋を1セットにしたものが売られている。
コンビニなどには1袋単品のものも売っているが5袋1セットのものに比べてかなり割高なので買うことはない。
5袋も同じ味だと正直飽きてくることもある。
ひとりで5袋とも食べてるから当たり前だが。
そこで私は考えた。
いろいろな味の袋麺をより集めたアソートセットをサッポロ一番でも売ったらいいんじゃないかと。
つまり、味噌味、塩味、醤油味、塩豚骨味を各1袋ずつ+1袋の合計5袋を1セットにして売ってはどうかと。
アソートセットというのはよくお菓子で見られる売り方。
例えばばかうけというお菓子はいろいろな味があるが、各味を4袋ずつ大袋に入れてアソートセットとして売っている。
いろいろな味を楽しみたい人にとってはアソートセットというのは重宝する。
それをサッポロ一番でもやったらいいのにと思った。
しかしこれは深く考えずとも実現の芽はかなり低いだろうなと思う。
まず各味には格差がある。
味噌味、塩味を二大商品として、醤油味、塩豚骨味は人気が劣る。
私の父のように味噌味、あるいは塩味しか食べないという人も多くいると思う。
そんな人はアソートセットはまず買わない。
醤油味、塩豚骨味も食べてみれば十分美味しいのだが、味噌味、塩味で満足が得られている人はそれ以外を買おうとも思わない。
私のように各味が等しく好きという人はかなり稀であるという自覚がある。
アソートセットを売り出しても売上が見込みないとなれば商品化はされない。
もしサッポロ一番のアソートセットがあったらまず間違いなくヘヴィー・ローテーションする。