ホラー小説を読んでいるときに起こった怪現象

先日の記事で積ん読本を消化し始めたと書いた。

まず手を付けたのは、一年前くらいに買ったホラー小説。

アマゾンで評価の高い、つまり怖いらしいホラー小説を何冊か買ってあった。

その中の一冊、『ぼぎわんが、来る』という小説を読んでいるんだけど、これが無性に怖い。

私は心霊系はあまり怖いと思わない。

まだ読み始めたばっかだけど、『ぼぎわんが、来る』は心霊系っぽいのに、怖さを感じている。

『ぼぎわんが、来る』を読んでいるとき、ちょっと用事を思い出して外に行こうとした。

エレベーターで一階エントランスまで降り、外に出ようとした。

うちはオートロックマンションで中から外に出るときはドアに近づくと自動で開くようになっている。

このときもいつもどおりドアに近づいた。

が、ドアはうんともすんとも言わない。

一度離れてもう一度ドアに近づいてみる。

やはり開かない。

なぜ?

これまで幾度となく出入りしている玄関で、こんな事が起こったのは初めてだった。

つい数日前に出かけたときも普通に開いた。

私は怖くなった。

いつもだったらちょっとイラッとしただけだったかもしれないが、このときは直前までホラー小説を読んでいたものだから、それと結びつけて考えずにいられなかった。

それからも何度か離れて近づいたり、あるいはドア前でしばらく待ってみたりした。

それでも開かないので部屋に戻ろうかと思ったその時。

ガーッという音とともにドアが開いた。

それまでいくら私が近づいても開かなかったのに、突然開いたものだからびっくりした。

きっと自動ドアのセンサーが一時的に動作不良を起こしていたんだろう。

そう考えるのが現実的だ。

ただ、もしかしたら。

ドアが開いたタイミングで、私のそばに何かが来たんだとしたら。