日本で起こった凶悪事件の記録を読んでいる中で、舞台が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に及んだのでグーグルマップで見てみた。
北朝鮮は社会主義国ということで日本国内のテレビやメディアでほとんど取り上げられることはない。
だから北朝鮮に対する印象というものはほとんど持ち合わせていなかった。
せいぜい60〜70年前の日本くらいの文化レベルなんだと漠然と思っていた。
北朝鮮は社会主義国なのでグーグルマップのストリートビューが存在しない。
しかしユーザーが投稿した360°パノラマ写真がいくつかある。
その中で北朝鮮の首都、平壌の町並みを高いところから撮影したものがあったので紹介する。
想像していたよりずっと発展している。
それなりに高いビルが数多く建っているのがわかる。
ビルは一見して西洋的なようにも見えるが、よく見るとどの建物も一様に黒い窓のようなものがびっしりとついている。
これが北朝鮮的だといわんばかり。
西欧や日本だったら一面ガラス張りのビルとか、そうでないものとか、様々なデザインのビルがあるが、北朝鮮はそうじゃない。
建物も国が主導して作っているからかデザインが画一的。
一枚目の画像中央の建物を拡大。
他の360°パノラマ写真を見てみると、北朝鮮は至るところにこの2人の肖像画が飾られていることがわかる。
ホテルのフロントや駅の事務室に飾られているのは確認した。
きっとホテルの一室一室にもあるだろうし、各家庭の広間なんかにも飾られているんだろう。
一枚目の反対側は川が流れている。立派な橋も掛かっている。
平壌はこの大きな川を中心に発展した都市だということがわかる。
川を挟んだ向こう岸にも建物が並んでいる。
その建物群の中のひとつを拡大してみると、北朝鮮に限らずとも奇抜な風体のビルを発見。
ドバイとかシンガポールにありそう。
この建物について軽く調べてみたがよくわからなかった。
宗教的なシンボルか、単なる前衛的な建物か。
少なくとも単なる富の象徴のために建てられたというわけではなさそうだけど。
pandorama360 - [ virtual reality travel ] - グーグルマップ
今度は別の場所の360°パノラマ写真。夜に撮影したもの。
建物自体はライトアップされているものの全体的に薄暗い。
撮影場所はだだっ広い広場のようなところで、周りを確認しようとマウスを操作していると...
心臓止まるかと思った。
これ以外にも北朝鮮の360°パノラマ写真はいろいろあるので見てみると面白い。
以下余談。
グーグルマップのストリートビューが見られない意外な国としてドイツとオーストリアがある。
一部の国はその国の国民が反対しているためストリートビューが存在しないこともある。