将来ハゲたら坊主にしよう

髪の毛が伸びてきた。

カレンダーを見ると前回髪を切ったのは9/9となっている。

せめて2ヶ月に一度のペースで切りたいから次は11/9、約2週間後。

髪といえばクリニックでシャンプーを使っての洗髪は駄目だと指導されてからシャワーの水流のみで髪を洗うようにしている。

水流のみと言えどしっかりと洗えばベタついたり頭が痒くなったりすることはない。

主観的には平気だが、客観的にはどうなんだろう。人と会わないからニオイを放ってしまっていても自分では気づけない。

他に心配事と言えば、この変化によって将来ハゲないかが気になる。

私は母方の祖父がハゲていたらしく(私は見たことがない)、親からあんたは将来ハゲるよとか言われていた。

子どもにそんな事言う親もどうかと思うが、そんな事もあって自分がまったくハゲないとは思ってない。

あんまり考えすぎるのも良くないと言うのでなるべく考えないようにはしている。

幸いにしていまのところハゲてないしハゲる兆候もないが、将来ハゲたときは丸坊主にしようと思ってる。

とは言うものの実際なってみたら尻込みしちゃうんだろうなぁという予感もする。

ハゲを目立たせないようにするには芸人の小峠やあばれる君のようなスキンヘッドにする必要がある。

あそこまで見事なスキンヘッドは日々のメンテナンスも大変だと思う。

一日も経てばわずかに伸びるだろうから、維持しようと思ったら毎日刃を入れる必要があるのではないか。

芸人のような人前に出るのが仕事の人ならなおさら。

そういう思いもあってハゲたら坊主にすると言えなくもなっている。

どうせハゲるなら前からハゲてほしい。

前からならまだおでこが広いだけだと言えるし、似合う髪型の選択肢も残されていると思う。

てっぺんからハゲた場合はもう何もかも諦めるしか道はなさそうだ...

昔働いていた職場の同僚で、私と同い年なのに見事にハゲている人がいた。

当時私は20代中盤、同い年のはずの同僚は頭だけ見れば50代でもそうはいないようなほどハゲあがっていた。

その人がすごいなと思ったのは、だからといって卑屈な性格をしていたわけではなく、むしろ明るく働き者だったこと。

だから他の人からも人気があったし頼られていた。

ただ中には心無い人もいた。

ある飲み会のとき、私とその同僚が並んで座っているところを見たある人が、「2人が同い年とは思えんな!」と言い放った。

この言葉の意味はもちろん、同僚が若ハゲだということをからかっているわけで、さすがの同僚もこのときばかりは力なく笑うことしかできていなかった。

もし将来私がハゲたとき、あの同僚のように明るくなれるだろうか...