ネット回線の勧誘がよく来る。
予定外のインターホンが鳴ったら99%これ。残り1%はNHK。
スマホは基本料金(通話のみ)なので890円。ちなみにドコモの最安プランで、今は新規受付は停止しているプラン(たぶん)。
これよりコスパのいい通信環境はない。今までの勧誘もこのことを伝えられると「あ... それがベストだと思います...」と言ってすごすごと引き下がっていった。
よっぽど魅力的なプランじゃないとこの通信環境を崩す気はない。
それにもかかわらず今回も特に予定になかったのにインターホンに出てしまった(出るまでは勧誘だとわからなかったんだけど)。
設備の拡張だのなんだの毎回決まりきった口上をひとしきり喋った後、玄関先で説明するからオートロックを解除しろと要求してくる。
うんざりしながら「大丈夫です」と断ったところ、
「...大丈夫ってどういうことでしょうか」
と、鳩が豆鉄砲を食ったような調子で聞き返してきた。
いや、戸別訪問の営業なんて断られてなんぼだろうに。普通に断られただけで何ちょっとイラッとしてるの。
それとも自分は断られない自信があったのかな。
営業にしては珍しく若い女性っぽい声だったから、男相手だったらすんなり開けてくられるとでも思っていたのかな。
世の中の男がすべてそんな助平心を持ってると思ったら大間違いだぞ。
私だって若い女は好きだが、なんの発展もなさそうな営業ごときにそんな簡単に心を開くわけないだろ。
今までは若い女性というステータスで男相手の営業していい成績を誇ってきたのかもしれないけど、私はそういうおごり高ぶっている人物にこそ「NO」と言うのが快感なのだ。
まさかオートロックの解除すらしてもらえず断られると思っていなかったのか、その後は「とにかく開けてください」一辺倒だったので一方的に切った。
こちらとしては断るしか選択肢がない以上、向こうに引く気配がないと一方的に切らざるを得なくなる。許してほしい。
食い下がるにしてもあんなに露骨にイラッとした雰囲気を出したら駄目でしょ。
その雰囲気を相手に感づかれた瞬間、相手の警戒心は一気にマックスにまで跳ね上がる。
インターホン越しの声でもその雰囲気は如実に伝わる。
切った後すごく嫌な気分になった。
もう予定外のインターホンには絶対に出ない。