退職・再就職記(1) -退職を決心、上司との面談-

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私は東京の会社に就職したため、就職と同時に生まれ育った地元を離れ東京に上京しました。

東京で7年ほど一人暮らしした後、東京の会社を辞め再び地元へ戻ってきました。その後、地元で再就職して今に至ります。

私が経験した退職~再就職のときのことをできるだけ詳しく書いていきたいと思います。退職はしたいけど、一歩が踏み出せない人の参考になれば幸いです。

 

はっきり退職を決心したのは年末頃だったと記憶しています。ちょうど会社の冬期休暇中で、家でひとり将来のことを考えていたら、現状に漠然とした不安を抱くようになりました。

東京には親や地元の友達ほど気を許せる人がまったくいなかったので、寂しかったんだと思います。

このまま東京で働き続けたところで、明るい未来が全く描けませんでした。

まず、両親に東京の会社を辞め地元に戻ることを報告しました。

母親は全面的に賛成してくれました。おそらく、親元へ戻ってきてくれることが嬉しかったんでしょう。父親は母親ほど喜びはしませんでしたが、昔から私の考えを尊重してくれる人なので、特に反対されることはありませんでした。

年が明け新年一日目の出社日、朝一で上司に「話したいことがある」と切り出しました。

朝一でチームミーティングがあったのですが、それには出ずに上司と別室に行く私を見てチームメンバーは既に察したことでしょう。

よく退職理由を親の介護などと捏造する人がいますが、私はそんなことは一切しませんでした。強固な意志で退職願望をぶつけるだけで、「あ、こいつに何を言っても無駄だな」と思わせられる自信がありました。

そういえば、東京時代の同僚に「意志が強いよね」と言われたことがあります。その同僚にはあまり好かれてなかったはずなので、今思えば皮肉で言ったんだと思いますが…

「今年度いっぱいで退職するつもりです」

「そうか…君に言っても無駄かもしれないけど、もう一度考え直してくれないか?」

「考え直しても同じだと思います」

「…うん、わかった。参考までに、退職する理由は?」

「簡単な仕事しか振られず、今のまま働き続けることが不安になったからです」

「…いまさらかもしれないけど、君にはいろいろやってもらってるつもりでいて、評価もしていたんだよ」

「そうですか…」

本当にいまさらだと思いました。

上司は「評価している」と言ってましたが、その割には軽んじられている印象を受けていました。私のちっぽけなプライドは耐えられませんでした。

自分の部下が退職すると上司の評価が下がるからだと思いますが、この後も何度か引き止めようとされましたが頑として断りました。

時間は30分くらいだったと思います。結構あっさり終わりましたね。強固な意思を見せつければなんてことはありませんでした。

退職・再就職記(2)に続く…

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