約12年ぶりの家系ラーメン・壱七家

立川駅南口にある壱七家という家系ラーメン。

私が初めて食べた家系ラーメンで、いろんな店舗の家系ラーメンを食べてきたが未だにここを超える家系ラーメンに出会ったことがない。

遡ること約12年前。当時勤めていた会社の同僚に連れられて壱七家に入店した。

初めて口にするそのスープの濃厚さに衝撃を受けた。

それからいろいろな家系ラーメンを食べ比べ、地元に戻ってからも地元の友達に家系ラーメンと布教したりした。

朝11:00過ぎ、開店から少ししか経っていないが既に店内はほぼ満席だった。

食券で普通のラーメンの食券を買い席に着いて店員を待つ。

店員に食券を渡すときに醤油か塩か豚骨醤油かを聞かれる。家系ラーメンといえば豚骨醤油のイメージ。12年前はこんなの選べたかな。なんとなく醤油を選択。

さらに大盛り無料だったので迷わず大盛りを注文。12年前も大盛り無料だったかな。遠い記憶なのであんまり覚えてない。

数分でラーメンが到着。まずスープを一口。12年前と変わらぬ濃厚さ。この味だけは忘れない。

オーダーはすべて普通にしたが麺はやや硬めだった。しかし大盛りなので食べていくうちにだんだんとちょうどいい硬さになっていくのがよかった。

チャーシューはあまり柔らかくはないが、ぎゅっと噛むと肉汁が染み出てくる。個人的にこういうチャーシューのほうが好きだったりする。

海苔をスープに浸し、ひたひたになったそれをオン・ザ・ライス。さらに胡椒(GABAN)を適量ふりかけていただく。家系ラーメンの胡椒といえばGABANというイメージは壱七家でついた。

無心で食べ続けるも全然麺が減らない。大盛りは伊達じゃない。

残り少なくなってきたら白ごまを入れて違った風味を楽しむ。豆板醤やニンニクもあるので味変は自由自在。

最後のほうはギリギリだったがなんとか食べきることができた。この年になっても家系ラーメンの大盛りを完食できて嬉しかった。

店を出るとさっそく腹痛。家系ラーメンを食べるといつもこうなる。

私の中の家系ラーメンの原点を久しぶりに味わうことができて大満足だった。

家系ラーメンを楽しむというより昔の思い出をたどりたかった。好きだったお店がなくなってしまうと悲しいので、ときどきこうして訪れていこうと思う。