独身の間にやっておくべきこと

今日は12月25日、クリスマス。

昨日のクリスマスイブもそうだったが今年も私はひとりだ。SNSも一切やらないので誰とも繋がりがない。

神奈川に住む従姉妹は私が東京にきた初めの頃は割と連絡くれてたまに会ったりしてたんだが最近はまったく音沙汰ないなぁ。こっちから連絡すれば返してくれるんだろうけど別にどうでもいいという思いがまさる。

私ももういい年なのでそろそろ結婚しないといけない。

結婚して子どもが生まれると自分の時間がなくなると思うので今のうちに一人の時間を満喫しておこうという思いがある。

半年以上前に区の図書館に予約していた本が最近2冊も予約確保できたと連絡があった。

世間で話題の小説を無料で読みたいという思いは誰しも持っているようで、特に人気の小説なんかは余裕で1000人超えの待ちになっている。

ようやく順番が回ってきた2冊を読もうかどうか迷っていたが、どうせ暇だし読むことにした。

結婚しても小説くらい読むことはできると思うが、なんだかんだと話しかけられたり用事を頼まれたりするだろうから、ゆっくり読むということはできなくなるかもしれない。

昼下がり、温かい陽光が差し込む快適な部屋の中でコーヒーを飲みながら自分のペースで小説を読む。

いろいろと考え事や悩み事があって、小説を読みながらもついつい別のことを考えてしまう。同時に2つのことはできないから、そういうときはたいてい小説はただ字を追っているだけの状態になる。

字を追っているだけで情景も何も想像できていないからまったく頭に入っていない。

はっとしてどこまで読んだかなと遡る。そんなことを何回繰り返してもいい。自分だけのゆっくりとしたペースでいいのだから。

さっきも書いたけど小説を読むのは結婚しても子どもが生まれてもできると思う。

じゃあ、できないことってなんだろう。

私の悪趣味の一つに、未解決事件や猟奇的事件を読み漁るというのがある。私のひどいところは、事件のあった現場をグーグルマップで見て回るということ。

未解決事件や猟奇的事件の記事は、こう言っては不謹慎極まりないが、読み物としてそそられるものがあるというのは事実。

だから割と多くの人が一つの作品として読むことを嗜むということはしていると思う。

私はグーグルマップで現場を巡礼するということまでしている。さすがに悪趣味極まりない。一回だけ友達にこのことを言ったら笑いながらドン引きされたのでもう誰にも言わないようにしている。

私と結婚する相手も結婚相手がこんな悪趣味を持っているのは嫌だろう。結婚したらこの趣味は封印する必要があるかもしれない。

少なくとも結婚相手がいるところでは絶対にできない。まず間違いなく引かれてしまう。

私は長い間一人でいる割にこれと言った趣味はない。スポーツだとか読書だとかわかりやすいものはない。

さっき言った事件の記事を読むこととか、大量のまとめサイトRSSリーダーに登録して毎日一回1時間以上かけて全記事タイトルを見て気になるものだけお気に入りに入れ、空き時間にお気に入り記事を消化したり、何回も同じゲーム実況を見たり、人に説明できないことばかりしている。

こんなことでも毎日それなりに楽しいし無限に時間が溶けていく。

RSSリーダーのやつは結婚しても毎日の日課としてやらなければ気が済まない。結婚相手には悪いが毎日19時〜21時の間は必ずこれをすると決めている。

独身の間にやっておくべきことって別にそんなにないな。RSSリーダーだけやらせてもらえればそれ以外の時間は基本的に家族に浸かってもいい。

私って意外といい旦那さんになれるんではないだろうか。単に趣味がないだけか。