クライアントから合コンに誘われた

以前働いていた会社の派遣先企業で、派遣先のクライアントから合コンのようなものに誘われたことがある。

と言ってもそのクライアントは推定50代で結婚もしているのでその人が参加する合コンというわけではない。

なんでもクライアントの職場にいる若い女とその友達、そして私と他3人ほどで勝手に合コンを企画したというわけだった。

おそらく相手側の女がその上司である私のクライアントに「最近出会いがなくって。誰かいい人いたら紹介してください」とかなんとか言って合コンすることになったわけではなく、クライアントが女に半ば無理やり「合コンなんてどうだ?」と声をかけたのではないかと思う。

その根拠は一切ないがなんとなくそういう印象を受けた。

相手側の女とは一切面識がなかったが合コンをするということになってから1度だけ顔合わせのために合ったことがある。

かくして合コンをするということになり、男側の残りのメンバーを決めることになった。

男側の残りメンバーは私以外に後輩ABCということになった。

私以外20代前半〜中盤、私一人だけ三十路。明らかに浮いていた。何の罰ゲームだと思った。

ところで私は社内恋愛は一切しないと決めている。

この場合厳密には社内恋愛には該当しないかもしれないが、一応同じ会社内で働いている人も含まれているので、初めから乗り気じゃなかった。

クライアントから言われたので参加するには参加するが、適当に話をしてさっさと終わってくれと思っていた。

後輩Aは見るからに引っ込み思案な性格をしていたが、その内心ではあわよくばという野心が見え隠れしていた。

後輩Bは少なくとも外面は何が何でも彼女を作りたいというよりも場が楽しくなればいいというような感じで、後輩Cはあまり接点がなかったのでよくわからない。

で、合コンの内容だが、飲み屋で適当に喋って二次会のバーでも適当に喋っただけなので別に面白いことはなにもない。

一応グループラインを作ったが翌日で書き込みは途絶えた。

後日、女のひとりが何故か個人ラインを登録してきた。しかし何か送ってくるとかいうこともなくただ追加されただけ。

とりあえず全員追加したというような感じだった。