ワクチン接種(1回目)の流れ詳述

今日、天気予報では雨となっており比較的涼しい日かなと思っていたんだけど、私がでかけたときは薄っすらと雲が所々にかかっている程度で、まだまだ直射日光が厳しい天気だった。

帰るときには雨が降っているかもしれないので一応折りたたみ傘は持っていった。

ワクチン接種に必要な持ち物は、まず接種券(クーポン券)、そして予め記入済みの予診票、最後に身分証明書。

ちゃんと忘れずに持っていかないと当然摂取することはできない。

外に出て10分もする頃にはもう額から汗がとめどなく噴出していた。

暑いが仕方ない。電車で行ってもいいんだけど駅までは歩かないといけないしそれほど時間が短縮されるわけでもない。

へとへとになりながら会場に到着し入り口にあるアルコールを手に吹きかけていたら近くにいた係員に声をかけられ会場へ案内された。

会場は真ん中あたりに椅子が並べられており、到着した人から順に案内されるという仕組みのようだった。

てっきり私は「●時●分に予約した●●です」と告げ案内されるものだと思っていた。

これではまるで予約は不要で会場に行きさえすれば誰でも接種可能のように見受けられた。

しかしおそらくそんなことはなく、だいたいこの時間に予約した人は多少のずれがあっても一箇所に集められ、その中で先着順に事が進むのではないかと思われた。

とにかく私の前には10人弱の人がいたので待つことになった。長時間歩き続けて汗もダラダラだったのでちょうどよかった。

流れはスムーズで、ものの5分程度で呼ばれた。まずは受付で一式を提出。

接種券に間違いがないか、予診票を記入しているか、身分証明書を持っているかを一通りチェックされ次のブースへ。

ここではまず熱を測られる。予診票に熱を書く欄があるが、私はそこに家で自分で測った体温を記入していた。

あとから見たらご丁寧に二重線で取消線を引いてあった。

2回目も同じ予診票を使うので次は書かないようにしよう。

ざっと予診票の内容を確認される。現在医者にかかって服用している薬の有無を聞かれ、ないと答えると次のブースへ。

これまでと違い衝立で仕切られたブースで、中には老齢の医者がひとり座っていたので、てっきりここでワクチンを摂取するのかと思った。

ここでは改めて医者から直々に問診される。

過去に大病を患ったことはあるか。アレルギーはあるか。

私は生まれてすぐの頃開腹手術をしたことがある。記憶にはないが親から聞かされているので、健康診断のときなどにも毎回説明する。

それから私はそばアレルギー持ちなので、アナフィラキシーについて詳しく聞いた。

私以外のそばアレルギーの人もワクチン接種をしているが皆問題ないとのこと。ただしアレルギー体質の人の場合は、接種の待機時間を通常の人より長めに取る必要がある。

万が一アナフィラキシーの症状が出た場合でも、待機場所には看護師も待機しており、何かあればすぐに対応できる体制は整っているとのこと。

また、重度のアナフィラキシーアナフィラキシーショックになった場合でも、搬送先の病院は既に用意されているため、病床が足りずたらい回しにされることもない。

これらを聞いてだいぶ不安は和らいだ。

とても懇切丁寧に説明してくださった老齢の医者には感謝。

ここまで終わったらいよいよワクチン接種。今までいた大広間を出て少し小さな部屋に通される。

パーティションで3つくらいに分けられており、その中でワクチン接種を行う。

摂取する腕は利き腕と逆がいいので左腕を看護師の方へ向け、袖をまくりあげてその時を待つ。

筋肉注射はまったく痛くはなく、むしろ打たれたことにすら気付かないほどだと言うが、中には下手な看護師がいてそれに当たると痛いという話も聞いている。

また、打つ前に注射の針で自分の手を傷つけ、あろうことかそれをそのまま使用したという医者もいたというニュースも見た。

こういったハズレに当たるのは天災のようなものだと思う。

看護師が駐車を構え私の腕に近づける。全く気付かないというほどではなかったが(少し感触はあった)、痛いということはまったくなく、無事にワクチン接種を終えた。

患部に絆創膏を貼ってもらった。これは家に帰ったらもう剥がしていいとのこと。

ワクチン接種当日は激しい運動、過度な飲酒は控えるようにとのこと。

お酒はもともと飲まないし激しい運動もしない。夜間の散歩はたぶん雨がフルからどうせ行けない。

後は接種証明書を交付してもらって30分待機して終了。

と、ここで、接種証明書をもらおうとしたら医者のサインがないとかでひと悶着あった。

アレルギー体質の副反応について懇切丁寧に説明してくれた医者だったが、サインを忘れるというお茶目なところもあった。

というかワクチン接種する看護師が気付かないとまずいんじゃないのか。

もし私が本当に医者と面通りせずにワクチン接種のブースに行ってしまったら普通に打ってたということになる。そして万が一アナフィラキシーなどの症状が出て後遺症が残るような重篤な状態、あるいは最悪死に至った場合、あの看護師は懲戒免職は当然のこと、大々的にニュースにて晒され、田舎に引っ込むもその悪名はそこまで届いており、昼間は家から出ることも叶わず、果てには自ら命をたってしまうかもしれない。

まあそんなことにはならないと思うけど。

別の係員が医者にサインを貰いに行ってようやく接種証明書を受け取ることができた。

待機所はまた別の部屋に通され、また一定の間隔で椅子が並べられており、今度はどこでもいいので座って待機してくださいと。

この大気の時間が一番怖かった。アレルギー体質にとって何かあるとすれば接種後の数十分間。

内申ドキドキしながら座っておとなしく待った。

そして30分が経過し、特に体調に変化がないことを自分で確かめ、腕につけられたマーキングを外して退出、帰宅と相成った。

外に出ると、やや雲が厚くなっており、来たときよりも涼しく感じた。

時折吹く風がなんとも心地よく、帰宅途中に何らかの症状が出ないことを祈りながらまた数十分かけて帰宅した。

2回目の接種はこれから約3週間後、そしてさらにそれから1週間程度してからようやく中和抗体が出来上がる。

中和抗体ができてもマスク手洗いソーシャルディスタンスなどは継続して行う必要があるが、それまではより一層注意深く生活していく。