冷房をつけているとパンの発酵がうまく行かない

焼き立てパンの匂いが好きで、ついに自分でパンを作るようになって久しい。

未だに週イチくらいで作っている。

先日もいつもどおり朝の早い時間から生地をこねてパン作りを初めた。

パン作りは発酵や焼成に時間がかかるので、お昼ごはんに合わせるために朝8時くらいから作り始める必要がある。

生地をこねてまとまってきたので丸めて1時間ほど発酵させようと放置。

1時間経って記事を見てみたら、思ったより発酵していないことに気付いた。

ボールの真ん中に丸めた記事を置いて、サランラップを軽くふわっとかけておくんだが、今までは膨らんだ記事がラップに到達するまで発酵していたのが、ラップに届いていなかった。

明らかに発酵が進んでいなかった。

発酵は小麦粉の中に含まれているタンパク質とイースト菌が反応してガスが発生し、それに押された生地が膨らむという工程。

膨らんでいないということはタンパク質とイースト菌の反応ができていないということになる。

そういえば発酵にはもう一つ条件があることに気付いた。

それは温度。発酵は30〜35℃のときに最もよく発生する。少し蒸し暑いくらいのほうがいい。

今は暑くて冷房をつけており、室温は25℃前後になっている。

そのような状況だとイースト菌が活動できず、結果発酵もそれほど進まない。

どうしたものかと思っていたが、実はうちの炊飯器にはパンを作るモードがあって、1次発酵、2次発酵、焼成という3段階が選べるようになっている。

今までは最後の焼成だけそのモードを使っていたが、発酵も炊飯器でやろうと思った。

炊飯器のパンモードだと、1次発酵は40分、2次発酵は30分で済む。

今までは1時、2時ともに1時間ずつ置いていたから、炊飯器を使えば発酵の時間が40分ほどの短縮になる。

しかも発酵に適した温度に温めてくれると思うので、発酵しないという失敗がなくなる。

全部炊飯器のモードを使って作ってみたところ、今まで以上にふわふわなパンができた気がする。