運転免許証の更新に行ってきた

運転免許証の更新に行ってきた。

今回は東京での初めての更新ということで込み具合がわからない。待つのが死ぬほど嫌いな私はかなり不安だった。

実は警視庁が各会場の前週の混雑状況がどうだったかまとめたものを確認することができる。

www.keishicho.metro.tokyo.jp

これを見ると、警察署は午前中が軒並み混雑していることがわかる。

午後からは段々と混雑が解消されている。しかしあまり遅くに行き過ぎても受付が中断されてしまうかもしれないので、午後イチで行くのが良さげだと判断した。

12:30くらいに家を出て警察署に着いたのは13:07だった。

中には既に結構な人数でごった返していた。正直、平日だし人はあんまりいないんじゃないかと思っていただけに出鼻をくじかれた気持ちだった。

受付を済ませると「22」と書かれた受付票を渡された。私の前に21人も受付を済ませているとは。

室内の喧騒と受付の透明なビニール、それから受付の人のマスクで声がくぐもっていて、以降の段取りを説明されたにもかかわらずあまり理解できなかった。

まず、受付横の機械で4桁のパスワードを2種類入力して発券されたものを受け取る。パスワードは同じでも構わない。

次に受付で渡された質問票を記載する。質問は「過去3年間に突然意識を失ったことはあるか」など、該当すれば運転に支障をきたすものばかりなのですべて「いいえ」と答える。

書き終わったら更新料を払う。

次に視力検査を行う。私は視力が悪いのでちゃんと答えられるか不安だった。3年前の更新時には「上」などと答えたら担当者が「ん?ほんとに上?」などと言って温情を加えてくれたからなんとかパスしたものの、東京の人は冷たいし、この混雑具合では数をさばくために駄目なときは即座に駄目だと言われるのではないかとビクビクしていた。

しかも、壁には「視力検査の結果が駄目でも更新料は返金できません」みたいなこと書いてある。更新料は既に払っているのでもし駄目だったら無駄金になる。

「視力に自信のない方は視力検査の前に辞退してください」とか書いてあったけど、視力に自信がなかったらそもそも免許更新に来てないわ。

かくして私の番がきたのでドキドキしながら視力検査の機械を覗いた。東京では体育座りをした小学生ひとりくらいが入りそうな大きさの箱を使って視力検査をするらしい。

恐る恐る見てみると、意外なほどちゃんと見えた。「上かなあ?」という程度ではなく、はっきり「上」だとわかった。

視力検査はたった3回答えただけで終わった。あっけないほどあっさりとパスしてしまった。

次は写真撮影。パーカーを着ていったらフードが入るのが駄目なのか少し注意された。顔が判別できないようなことでもないんだから別にいいと思うんだけど。

最後に講習。優良者講習の場合は30分だけ。小部屋に入って人が集まるまでしばし待機。やがて満員になったのでビデオ再生が始まり30分視聴した。

ビデオが終わると各人に新しい運転免許証が手渡された。2ヶ月ほど髪を切ってなかったからみすぼらしい写真だった。3年間使うことになる写真なんだから事前に髪の毛切っておけばよかった。

すべて終わったのは14:00を少し過ぎたくらいだった。約1時間だった。

私の行った指定警察署は、警察署の一角にある免許更新のためのスペースで、非常に狭かった。東京だから人はいっぱいくるだろうに、なんであんなに狭いスペースしか用意していないのか。

そんな狭いスペースに受付の列やら更新料支払いの列やら視力検査の列やらが入り乱れてカオスな状態だった。