沖縄旅行の思い出 1

5年前くらいに初めて沖縄に行ったときの思い出を残そうと思います。

なぜ今かと言うと、今さっきふとその時のことを思い出したから。

さらに時間が経てば忘れたり記憶が薄れてしまう。それは寂しいしもったいないので文章に残しておこうと。

沖縄旅行は母と二人で行った。

本当は父とも行きたかったが、父は飛行機が乗れないということだった。

 

1日目。

朝早くから母と特急列車に乗って大阪の伊丹空港へ。

車中で母のスマホにLINEを入れてあげたのを覚えている。

旅で一番楽しい時間は、行きの乗り物に乗っているときだと思う。

この旅行で必要になる乗り物や宿泊先の予約はすべて事前に母が済ませておいてくれた。

空港に着いて搭乗ゲートを通過し離陸時間までしばし待つ。

飛行機に乗るのはこれが3回目。

昔、職場の先輩と東京から四国へ旅行に行ったときに初めて飛行機に乗った(往復で2回)。

飛行機は想像していたよりずっと座席が狭くて息苦しかった覚えがある。

国際線の飛行機だったらもう少しゆったりしてるのかな?

離陸のための助走の勢いにもびっくりした。

停まっている状態からいきなりものすごいスピードに加速。その変化とかかる圧のことは知らなかった。

しかし今回は3回目。飛行機がどんなものかはすでに知っている。

離陸時間になり飛行機が助走を始める。かかる圧、わかっていてもドキドキした。

ものの数十秒で機体は高度をぐんぐん上げていく。数分後にはもう瀬戸内海の真上にいた。

飛行中はボーッとしたり窓の外を眺めたりしながら過ごした。

数時間後、沖縄の那覇へ到着。

飛行機を降り荷物を回収して空港の外へ!

沖縄の空気を吸った第一印象は、「うーん、湿っぽい」。

時期は5月。本州は春真っ盛りという感じで日によっては寒く感じることもあるが、沖縄はもうすでに夏という感じだった。

沖縄はどこにいても海が近いからほのかに磯の香りがする。

このニオイは嫌いじゃない。

空港を出たらまずはレンタカーへ。これもすでに予約してある。

車種はプリウスだった。確か3世代。

このとき私は免許を取り立てだった。

沖縄では私も運転することになっていたが、那覇市内を運転するのはまだ恐かったので最初の運転は母にお願いした。

沖縄に来たら美ら海水族館には絶対に行きたかったのと、予約してある宿は北の方だったのでまずは北上することに。

道中で見つけたソーキそばのお店でソーキソバを食べる。

美味しかった。

当時、私は沖縄旅行の直前まで自動車教習所に通っていた。

そこで知り合った女の子とときどきLINEのやり取りをしていた。

沖縄の風景やソーキそばの写真を撮って女の子に送ろうかとしたが結局しなかった。

LINEを送って返事を待っている間、せっかくの沖縄旅行が楽しめなくなると思ったから。

旅行は旅行として分け隔てて考えればいいものだが、私はそういうことができない人間なのだった。