「時間の過ぎるのが早い」のは記憶に残らないルーチンしかしてないから

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今年も残すところあと2週間ちょっとになってしまった。今年は時間の過ぎるのが早かったなぁ。

よく「歳を取ると時間の過ぎるのが早く感じる」と言うけど、今までそんなことを思ったことはあんまりなかった。

これについては少し自分なりの考えがあって、なぜ時間の過ぎるのが早く感じられるかというと、日常に慣れてしまって日々記憶に残らないルーチンしかしてないから。

小さい頃なんてのは何をするにしても初めてのことが多くて、いちいちワクワクしたり驚いたり刺激を感じていたのが、おとなになって様々なことを経験してくると、世の中で起こることについて新鮮味を感じられなくなってしまう。

初めてのことをするときは興奮してそのときの時間が濃密なものに感じられるけど、既に慣れきった日常のルーチンだけをこなす時間というのは記憶に残らないため、後から思い出したときに希薄なものに感じられてしまう。

就職して家庭をもってしまうと、平日は会社に行って仕事して、休日は家族サービスするだけでなにか新しいことを始めようとしても時間がないしその気力もわかないという人がほとんどだと思う。

だからおとなになってからの時間は後から思い出したときに「早かったなぁ」と思うんじゃないかと。

でもこれはおとなになったからというわけではなく、おとなになった自分が望んで同じことをしているのが原因なんじゃないかと思う。

この世界にはおとなになっても自分の知らないこと、経験してないことが山程あって、それらを知ったり始めたりすれば、そのときの時間はおとなにとっても濃密な時間であって、決して「早かったなぁ」という感覚にはならない。

私は割と知的好奇心が旺盛な方で、やりたいと思ったことには割と手を出してきた。ホームページを作ったりゲームを作ったり動画を作ったり、車中泊がしたかったので車中泊が可能な車を買って、実際に遠出して車中泊だけして帰ってくるなんていう無意味極まりないこともした。

だからこの歳になっても周りが言うように「早いなぁ」という感じになることはあんまりなかった。

しかし今年、念願のフリーランスになったまでは良かったが、ほとんど自堕落な生活を送ってしまった。

今年の初め頃、今の仕事を辞めるためにプロジェクト完遂やら引き継ぎやらでてんてこ舞いになっていた頃の記憶はばっちりある。良くも悪くも。

春になって東京に来てからは少し働いていたときもあったが基本的に家でだらだらとしていただけだ。そのときのことをいま思い返してみても、これといったトピックがないため何も語ることがない。

そんなわけで今年はあっという間の一年だった。反省🐒