残業代で年収ブーストしてる残念なサラリーマン

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フリーランスになってからはより一層、絶対に残業はしないという考えが強固なものになりました。

フリーランスは案件の契約内容にひと月の時間幅というものがあります。

一日8時間×20日=160hを基準とし、基準時間に±20hした140〜180hというのが最も一般的な時間幅になっています。

これは、1ヶ月で140h以上働けば契約単価から減額(控除)されることはないという意味です。1ヶ月の所定労働時間が160hだった場合、−20h(2日半)までなら病欠などで欠勤する猶予があるということです。

人間ですからどんなに気を付けていても突発的な体調不良に見舞われることもあるでしょう。致し方ない理由で欠勤したとして、即減額(控除)となってしまうのはあまりに酷な話です。

そのために案件の契約内容には時間幅が必ず盛り込まれています。

もちろんいいことばかりではありません。聡明な皆さんは既にお気付きの通り、下に−20hの幅をもたせているように、上には+20hの幅をもたせてあります。

これは、1ヶ月で180hまで働いたとしても契約単価から増額(超過)されることはないという意味です。例えば一日2時間の残業を10日したとしても、160h+20h=180hなので契約単価に残業代がプラスされることはありません。

残業代は180hを超えた時間から請求することができます。つまり実際の残業時間は25hだった場合、もらえる残業代は25h−20h=5hのみとなります。時間幅の+20h分はタダ働きということになります。

話をもとに戻しますが、こういった契約上の問題があるため私はフリーランスになってから残業はしないと心に誓いました。

正直、フリーランスで残業をしている人は馬鹿です。フリーランスは残業などしなくても契約単価だけで残業しているサラリーマンより稼げているのです。

契約単価さえきっちりと払ってもらえれば、数時間の残業で上乗せされる残業代など微々たるもの。契約単価に対して雀の涙程度の残業代をせこせこと稼ぐくらいなら、さっさと家に帰ってぼーっとネットするほうが遥かに有意義な時間の使い方だと思います。

私はお金より時間のほうが大切だという確固たる信念があります。私がセミリタイアを目指しているのは、仕事が嫌だというよりも、仕事なんかに時間を奪われるのが嫌だと考えているからです。

いわゆる可処分時間を如何に増やすかということ。自由な時間をできるだけ増やすという前提がまず第一にあり、その上で可処分所得が増やせるなら増やしたい。

自分の貴重な時間を売ってまで得た残業代で年収ブーストしてるサラリーマンは、本当にそれで良いのか思い直してください。