誰も彼もが正社員を目指す時代は終わった

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限定正社員制度、まったく新しい概念かと思いましたがそうではなく、りそな銀行のようにスマート社員制度という名称で既に導入済みの会社があるようです。

「限定正社員」とは、いわば正社員とパート従業員の間の条件で働く社員のことで、雇用期間は、正社員と同じく期限はないが、希望によって、転勤の有無や業務内容、さらに勤務時間も選択できるなど、正社員の立場を保ちつつ、それぞれの事情にあわせた条件のもとで働ける仕組みのこと。

りそな銀行の場合、スマート社員制度を利用できるのは育児か介護を目的としている場合に限定されるとのこと。

制度自体の普及はまだまだこれからといったところで、現段階では法整備も十分にできていません。

制度の普及が進めば育児・介護以外の目的でも利用できるようになる可能性はあるんでしょうかね。

例えば、給料はそこそこでいいから時短勤務がしたい、もっとプライベートの時間がほしいというニーズは少なからずあると思うんです。口には出さずとも潜在的人口は相当数いると思ってます。

そういった人が限定正社員制度を利用することで、正社員としての安定性を保ちつつ、その一方でプライベートの時間も確保できるというライフスタイルが成り立ちます。

政府は老後の資産形成のために副業の推進もしている段階ですから、限定正社員制度と併用すればかなり柔軟な働き方ができるようになるんじゃないでしょうか。

本業は週4日だけ限定正社員として働いて安定的にお金を稼ぎ、残り3日で副業するもよし、勉強するもよし、休暇にあてるもよしと可能性が広がります。

誰も彼もが正社員として就職し定年まで勤め上げるという画一的な働き方は前時代のものとなりつつあり、これからの時代は個々人によって労働時間も得られる賃金も様々、同じであることのほうが珍しいくらいになっていくんじゃないでしょうか。

全社的に週休3日を導入する流れもありますが、みんな一斉に休むのではなく、休みも個人の裁量で柔軟に取れるようになっていけばいいなと思います。