先日、後輩と一緒にご飯を食べに行ったときのことです。
後輩は最近仕事のことでかなり真剣に悩んでいます。
私が会社を辞めてフリーランスになることや、後輩の仕事の進め方でちょっとした問題を起こしたことが起因になっていると思われます。
転職サイトに登録しただけでなく、転職エージェントの担当者と電話面談をしたそうです。
彼はまだ社会人一年目なので業務経験が圧倒的に不足しているというのが私の見方です。
しかし転職エージェントの担当者と直接話してみるのは十分価値のあることだと思います。電話面談するだけなら無料でできますからね。
その電話面談で何を話したのか詳しいことは聞きませんでしたが、後輩の中で段々とビジョンが固まってきているようでした。
一緒にご飯を行ったときもずっと思いつめたような顔をして考え込んでいました。
やがて後輩が口を開きます。
「○○さん（私）、俺、決めました。○○さん（私）のようにフリーランスを目指します…！フリーランスになれるようにまずは力を蓄えます」
よく言った、後輩よ…！
私としてはひとりでも多くのIT派遣がフリーランスになってほしいと思っています。
しかしフリーランスはそんなに甘い世界ではありません。
実力主義の世界ですから、技術力がないと判断されるとどこにも使ってもらえない可能性があります。
私は後輩がただ単にフリーランスになりたい！と言っているのではなく、きちんと力を蓄えてからフリーランスを目指すと言ってくれたことに安心しました。
私が初めて後輩たちに会社を辞めてフリーランスになることを伝えたときは、その場の思いつきのような感じで「いいなぁ、俺もフリーランスになろうかなぁ」なんて軽口を言っていました。
そんな軽い気持ちでフリーランスになったとしてもきっとうまくいかない。私はそれが不安でした。
しかし今回、後輩の口から出た言葉はそんな不安を払拭するに足るものでした。
東京に行くまで残すところあと数日。最後に後輩の悩みが解決に向かっているようで一安心しました。
しかし、若いっていいですねぇ…
私が後輩と同じ年齢の頃、こんなに真剣に将来のことを考えたことなんてなかったなぁ…
