IT派遣の職場は1つではない

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私は新卒で東京の会社に入社しました。東京の会社は7年ほど働いたあと退職し、地元に戻ってきて再就職しました。再就職してからは約3年になります。

ちなみに東京の会社も今の会社もIT企業です。今の会社は俗に言うIT派遣会社と呼ばれる会社です。

現在のIT派遣になってからは2つほどの派遣先を経験しました。東京の会社を合わせると、合計3つの職場を経験していることになります。

3つの職場を経験してきて言えることは、同じIT企業と言えども様々な会社があるということです。当然といえば当然です。

製造や物流といった業種レベルの話ではなく、同じ業種であっても会社の風土と言うか、独自のルールというものは本当に千差万別です。

例えば、東京の会社でシステムリリースを行うには承認会議で承認されなければいけなかったし、実際のリリース作業も必ず夜間に行う必要がありました。

一方、今の職場ではシステムリリースを行うのに承認会議などはなく、リリース作業も日中にさくっとしてしまいます。

私が再就職して一番驚いたのがこのプロセスの違いです。東京の会社ではあんなに厳格な承認プロセスがあったのに、地元の会社では承認プロセスらしいものが一切なくいきなりリリースだったので、「本当にやっちゃっていいの?」と不安だったのを今でも覚えています。

それから、当然ですが働いている人たちも様々です。性格的にきつい人が指導役になったりすると最悪ですよね。キーボードをやたらめったら強く叩く人が近くにいると耳障りで仕方ありません。

そんな自分に合わない職場に派遣されたら何が何でもそこで頑張る必要があるんでしょうか。

もし今現在、IT派遣として働いている人や将来的にIT派遣になろうとしている人がいたら、派遣先は1つではないということを覚えておいてください。

派遣された会社のやり方に納得できないところがあるとか、人間関係がうまくいかないとか、どうしても派遣先に馴染めないことがあると思います。

そんなときは遠慮せずに自社の上司に相談をすることです。まともな会社なら話くらいは聞いてくれるはずです。相談の結果、派遣先を変えてくれるかもしれません。

間違っても派遣先には相談しないようにしてください。派遣先はIT派遣がどんな問題を抱えていようと知ったことではありません。IT派遣が抱えている問題のために仕事ができないからと言って、その問題を解決する義務は基本的に派遣先にはありません。

どうしても立ち行かない問題があったとして、問題を解決しなければまともに仕事ができないのなら派遣先を変えてくれるよう要請すべきです。派遣先は1つじゃないんだから、無理して固執する必要などありません。

尤も一番いいのはIT派遣などにはならないことです。IT派遣という業界自体に問題がありすぎるからです。このあたりの話についてはこのブログの過去記事などを見てください(宣伝)。