こちらの記事を読んだ感想です。
この記事では、23歳でフリーランスになったものの、結局フリーランスを諦め会社員に戻ってしまった人のことを紹介しています。
フリーランスになる前の業務経験は2年半だそうです。業務経験は一概に年数だけでは測れないところがあるのでなんとも言えませんが、年数だけを見ると短いという印象です。
この人がフリーランスを諦めた理由は3つあるそうなので、ひとつひとつ見ていくことにします。
金銭面
フリーになると、税金や医療保険など社会保障費も収入から支払わなくてはいけません。前年に稼いだ額に基づく住民税が、僕の場合は8万6000円にのぼりました
給料が支払われるまでの日数を支払いサイトといい、支払いサイトは利用しているエージェントによって異なります。
例えば業界最大手のレバテックフリーランスの支払いサイトは月末締めの翌月15日です。
この人はフリーランスになるまで支払いサイトのことを知らなかったそうです。
ですが、フリーランスになる際はある程度の貯蓄はあるのが普通だと思うので、初回の支払いサイトが翌々月になってもあまり問題ではないと思います。
実は独立した時点で、僕の貯金は14万円でした。
おや…?
支払いサイトが翌々月云々の前に、もしフリーランスになって仕事がなかったらどうするつもりだったんでしょうか?
東京生まれ東京育ちで実家暮らし
あっ、そっかぁ(納得)。
世間の目
23歳フリーランスに対する世間の目は、僕が思うより厳しい面がありました。
23歳という若さなら仕方のないことだと思います。
現実問題として、「23歳という若さで本当に仕事ができるのか?」という疑問は誰しも持つのが普通でしょう。
23歳であったとしても、例えば高校卒業と同時に働き始めて、独立時点で業務経験が5年あるというならまだしも、その半分の2年半しか業務経験がないのでは、依頼する側が不安に感じるのは当たり前じゃないでしょうかね。
それを跳ね返せるだけの自信とやる気があったからフリーランスになったのかもしれませんが、現実は甘くなかったと。
精神的な疲労
お金の管理から営業、交渉など取引先とのやりとりのすべてを自分ひとりでやることに、だんだんストレスを感じるようになりました。
お金の管理はフリーランスの仕事の範疇ですが、取引先とのやりとりはエージェントがやってくれるはずです。エージェントを利用してなかったんでしょうか。
お金の管理にしたって、フリーランスになる前に少し調べればすぐにわかることなのに、フリーランスになってから気付いているようでは認識が甘すぎると言わざるを得ない。
この一事をもってしても、そもそも根本的なところでこの人はフリーランス向きじゃないと感じます。
総括
この記事の人の場合、はっきり言って認識が甘かったんじゃないかと思います。
フリーランスになる前にメリット・デメリットは把握しておき、自分がフリーランスになったときのことをリアルに想像していれば、この記事で挙げている3つの理由くらいは事前に気付けたんじゃないかと思います。
フリーランスは個人事業主なので、基本的に助けてくれる人は誰もいません。
普段から何事も自分で調べ、納得し、解決する習慣がない人はそもそもフリーランスには向いてないんじゃないでしょうか。
そういう風に、フリーランスを目指すIT派遣は思いますよ。