生の声を聞いてわかったフリーランスの問題点

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知り合いの知り合いにフリーランスの人がいるらしく、知り合いから少しだけフリーランスの人の話を聞くことができました。

知り合いからは最後に「フリーランスはやめておいたほうがいい」と言われました。

私はフリーランスの人の話を聞いて、3つの問題点があると思いました。ひとつひとつ検証したいと思います。

 

年齢の問題

フリーランスの人は40歳のときにリーマンショックがあり、そのタイミングで独立したそうです。

初めのうちは受注できる案件がそこそこあったそうですが、年齢を重ねるに連れて受注できる案件が少なくなっていき、48歳となった現在は仕事がほとんどないようだと言っていました。

いくら人手不足のIT業界と言えども、求められる人材には年齢制限があるということでしょう。

年齢が高すぎるとこの方のように無条件で年齢制限に引っかかり、逆に若すぎても、人によっては業務経験が浅そうだと判断され、やはり敬遠されてしまうんじゃないかと思います。

そう考えると、フリーランスに最も適している年齢は、20代後半~30代前半あたりなんじゃないかと思います。

私は30代前半なので、ギリギリその枠内に入っています。

しかし、この方のように40代になってしまうと、案件はあるけど受注できないという状況に陥ってしまう可能性が高いです。フリーランス人生は短命に終わらせたほうが良さそうです。

私はフリーランスを一生の職業にするつもりはありません。フリーランスで稼げるうちに稼いでおいて、40代以降は別の道を進むつもりです。

 

地域性の問題

フリーランスの人は私が住んでいる地方の田舎で活動をしているそうです。

しかし、残念ながら地方にフリーランスの案件はほとんどありません。ほとんどが首都圏に集中していて、大阪・名古屋ですら首都圏の1/5の案件数だと言われています。

年齢も若く、能力もある人がフリーランスになったとしても、受注できる案件がなければ働きようがありません。

首都圏にはたくさんの案件があります。数ある案件の中から自分に合った案件を探し受注するということが可能になります。

絶対数の少ない地方では案件を取捨選択している余裕などないため、あまりいい条件ではないとわかっていても、受注せざるを得ない状況に陥りそうです。

私はフリーランスになるときは案件の多い首都圏に行こうと決めています。

 

金遣いの問題

年齢の問題、地域性の問題がありつつも、フリーランスとして独立した当初はそれなりに仕事があったそうです。

フリーランスになるとIT派遣のときにあったマージンがなくなるため、入ってくる収入が劇的に増えます。

収入が増えると、今まで低賃金で買えなかったあれもこれもが余裕で買えるようになるため、お金の遣い方が荒くなってしまうようです。

自分の欲しいものを買ってもまだお金が余るため、知り合いを誘ってはご飯や大人のお店を奢っていたと言っていました。

この先もずっと同じだけの収入が続くと思っていたんでしょう。手元にあるお金を使ってしまっても、また来月には何十万ものお金が入ってくる、と。

正社員ならまだしも、フリーランスには将来に渡って高収入を得られるという保証はありません。逆に言うと、フリーランスは収入の不安定さが上乗せされているので、一時的に高収入が得られる可能性があると考えることができます。

私の最終目標はアーリー(セミ)リタイアなので、無駄遣いしている余裕などありません。

フリーランスになって高収入を得られるようになったとしても、コツコツと資産形成していくのみです。

 

総括

フリーランスになる前に生の話が聞けて良かったです。特に失敗談を聞けて良かった。

問題点はいくつか浮き彫りになりましたが、フリーランスを断念するほどの材料ではないと思います。ひとつひとつを念頭に置き、しっかり対策を練れば打開できないこともありません。

件の人には申し訳ないですが、反面教師にさせてもらおうと思います。