退職・再就職記(4) -再就職活動始動-

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私は東京の会社に就職したため、就職と同時に生まれ育った地元を離れ東京に上京しました。

東京で7年ほど一人暮らしした後、東京の会社を辞め再び地元へ戻ってきました。その後、地元で再就職して今に至ります。

私が経験した退職時のことをできるだけ詳しく書いていきたいと思います。退職はしたいけど、一歩が踏み出せない人の参考になれば幸いです。

 

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東京の会社を辞めた後、すぐに再就職をしたわけではなく、1年間だけニート生活を満喫しました。

年が明け、本格的に再就職に向けて動き出しました。

まず、美容院へ行って髪を切りました。ニート期間の間にだいぶ飲み放題になっていたので、面接で好印象を持たれるような髪型にしてもらいました。

当時は転職エージェントの存在を知らなかったので、就職活動はハローワークを利用しました。情弱の極みですね。

そもそも私の地元は結構な田舎なので、IT企業がほとんどありません。自動車工場か土建屋しかない街なのです。

検索条件の地域を少し広げるといくつか見つかりますが、雇用条件はあまり良いとはいえません。

今思えば、ハローワークだけしか利用しなかったのは失策としか言えません。どうでもいい買い物ではいろいろな商品を見比べ厳選するのに、こういう大切な局面で選択肢を広めないのは愚の骨頂でした。

 

ハローワークの機械で適当な求人票を印刷して職員に応募する旨を伝え、履歴書と職務経歴書を送付してもらう。後日、書類選考を通過したとのことで、面接をすることに。

正直なところ、私は履歴書と職務経歴書には少し自信があります。IT系の国家資格は学生のときに取得していますし、東京の会社はネームバリューだけはあったので。書類選考はまず通過するだろうと思っていました。

一社目の面接の結果、不採用を言い渡されました。

…ふん、面接のときに少し正直に話しすぎたかな。

面接では、前の会社の退職理由と空白期間のことは必ず聞かれるだろうと、あらかじめ答えは用意していたのですが、正直に答えすぎたのかもしれません。

言い訳に聞こえるかもしれませんが、一社目はあえて希望条件に沿わない会社を選択したので、仮に採用されていたとしても断るつもりでした。本当だよ!

もう一社、応募しており、こちらも書類選考は通過しました。

前回の反省を活かし、面接では当たり障りのないことしか話しませんでした。

そしてこの会社では筆記試験がありました。適性検査(IQテストのような法則性を見出す的なテスト)が3種類、数学、英語、作文。盛りだくさんでしたが、内容自体はごく簡単なものでした。

二社目の結果、採用を言い渡されました。やったね!

今回まででわかったことは、日本の企業は、職場に埋没するような没個性的な人材を求めているということです。

奇抜なことを言うのは絶対にNGです。誰でも思いつくような当たり障りのない受け答えができればそれで問題ありません。たとえそれが的を射た正論であったとしても、それを言った時点で「こいつは職場の和を乱しそうだな」と思われてしまいます。

※個人の感想です。

採用とのことでしたが、希望に沿わない会社だったので辞退しました。

ここまでの二社は、言葉は悪いですが、言わば叩き台のつもりでした。初めての転職、職務経歴書の良し悪しといった不安要素を試すための実験台でした。最低ですね。

これまでの二社のおかげで勝手が掴めたので感謝しています。本当の転職活動はこれからです。

退職・再就職記(5)に続く…

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