退職・再就職記(3) -最終出社日、無職1日目-

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私は東京の会社に就職したため、就職と同時に生まれ育った地元を離れ東京に上京しました。

東京で7年ほど一人暮らしした後、東京の会社を辞め再び地元へ戻ってきました。その後、地元で再就職して今に至ります。

 私が経験した退職~再就職のときのことをできるだけ詳しく書いていきたいと思います。退職はしたいけど、一歩が踏み出せない人の参考になれば幸いです。

 

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3月は有休をフル活用して連休を堪能しました。しかし、まだ3月31日の最終出社日が残っています。

引き継ぎも終わらせ、もう何もやることがないのに出社させる無能会社に腹が立ちました。今思えば断っておくべきでした。こんな中途半端なことはすべきじゃありません。

1ヶ月ぶりに出社するときはさすがに少し緊張しました。私の席もまだあり、物置にされているというようなこともありませんでした(当たり前ですが)。

出社したものの、何もやることがありません。大っぴらにネットサーフィンもできないので暇で仕方ありませんでした。

普通なら同僚が声を掛けてくれるのかもしれませんが、私はあまり好かれていなかったはずなので、そういうことはあまりありませんでした。

たまに社内ニートの人がいますが、どうやって耐えているのか不思議です。ネットサーフィンができたら社内ニートでも構わないんですが。

定時までが本当に長かった。定時になったら速攻で会社を出ました。この後、送迎会があるのですが、会社の人間と店まで行くのは嫌だったので、外で適当に時間を潰しました。

送迎会は一応、お世話になった人たち一人ひとりに挨拶をしました。

「君ならどこへ行っても大丈夫」

お世辞でしょうが、ありがとうございます。

「地元に戻ったときに会おうよ。連絡するよ」

地元が近い同僚の言。あれから3年くらい経ちますが、1度も連絡はありません…

「連絡先消さないでよ!」

消すようなことはしませんが、こちらから連絡を取ることはありません。向こうからもないだろうし、それなら消そうが消すまいがどっちでも同じでは…

私のことをあまり良く思っていないだろう同僚にも挨拶に行きましたが、やはりあまりいい顔はされませんでした。私としては最後くらい笑顔で送ってほしかったんですが。

送迎会が終わり、近くのビジネスホテルへ。部屋はもう出払っています。結構深い時間だったのですが、ひとり祝杯を上げました。もう、明日の仕事のことを考える必要はないのだから…

翌朝、とても清々しい気持ちで目が覚めました。仕事に行かなくていいって、なんて素晴らしいんだろう。すぐに再就職する気はさらさらなく、最長1年間はニートする気です。

ビジネスホテルから出ると、足早に駅へ向かうサラリーマンたちが大勢いました。彼・彼女らも夢があって東京へ来たのだろうか。ひとり東京へ出てきて、立派に社会人をしている彼・彼女らを心の底から尊敬します。

東京で自活できるなら、それにこしたことはありません。でも、私には無理だった。東京の生活は私には致命的に合わなかった。

朝一の新幹線で地元へ。新幹線から眺める東京もこれが最後か… 東京へ上京してきたことに後悔はありません。一度は経験しないと、合う・合わないはわかりませんからね。

実家へ戻ってきて、久しぶりに両親と食事をしました。両親とはこれからの話をしました。東京でのことはもう過去のこと… 振り返るようなことはしません。

 

退職記はこれで終わりですが、続いて再就職のことも書きたいと思います。

退職・再就職記(4)に続く…

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