IT業界の闇

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私は既に転職を経験していますが、また転職したいと考えています。もういい年なのでこれが最後の転職にしたいです。

他の業界はどうか知りませんが、なぜIT業界はこんなにも転職希望者が多いのでしょうか?

日本のIT企業は、派遣企業(特定派遣の雇用)がほとんどだからだと考えています。

特定派遣とは、派遣企業の正社員という位置づけですが、実際の仕事内容は派遣先(他社)のシステム開発などをすることになります。仕事場も派遣先の事務所になることが多いです(常駐型派遣)。

派遣先は誰もが知っている企業のIT部門だったりするので、職場環境などは充実していることが多いです。他社の人間と一緒に仕事をすることになりますが、所詮他社の人間なのでそこまでキツく接してくる人はいません。

ただ仕事をするだけなら、いい環境だといえるでしょう(少なくとも私が所属してきた会社は良い会社が多かった)。

しかし、あくまで所属しているのは派遣企業です。他社でいくら頑張って働いても、評価してくれる人はそこにいません。つまり、出世はできないということです。できたとしても、よほど突出しないと不可能です。

上記の記事で、転職希望者は20~30代に多く、年代が上がるにつれ割合が減っていくと述べています。

おそらく、転職を希望している人たちはIT業界の闇に気付いた人たちで、そうじゃない人たちは諦めたか、良いポスト(特定派遣を受け入れる側)につけたかのどちらかだと思います。

 

しかし、日本には特定派遣のIT企業だけではなく、自社開発をしている真っ当な企業もあるはずです。知り合いのIT戦士の中にもそういう企業にまんまと滑り込んだ人たちが少なからずいます。

私はそういった企業に転職できるよう、準備を整えているところです。

繰り返しになりますが、私ももう30代。転職はこれが最後になるでしょう。背水の陣の気持ちで臨みます。