どんな節約術よりも、信念を持つこと

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私は就職と同時に東京へ行きました。6年間ほど東京で一人暮らしをしていましたが、その間に約1,200万円を貯めました。

会社借り上げのアパートに住んでいたため家賃はほとんど掛からなかったとはいえ、それほど高くない給料で1,200万円を貯められたのはなかなか凄いと思っています(手前味噌ですみません…)。

しかし、私は明確に貯めようと思って貯めたわけではありませんでした。正直なところ、当時は給与明細をほとんど見てなかったので、気付いたら貯まっていたという感覚です。

食事は半分くらい自炊していましたが、半額ハンターのようなことはしていません。そのとき食べたい料理の食材を普通に買っていました。

当時は趣味らしい趣味はありませんでしたが、部屋を着飾るのが好きだったので、割と頻繁に何万円もする家具を買っていました。

要するに、当人は節約しているつもりなどまったくなかったのです。

これは、私の性格というか信念が大きく関係していると思います。

私の信念、それは「無駄が大嫌い」だということ。

たとえお金が有り余っていたとしても、無駄な買い物は一切しない自信があります。私が買い物をするときは、既に持っているもので代用できないかを考え、どうしても無理な場合にようやく買う決心をします。

 

東京にいたときのことです。

私はゲームはほとんどしないのですが、どうしてもやりたいゲームがありました。しかし、私の部屋にはゲーム機どころかテレビすらなかったのです。

普通の人ならどうするでしょうか。ゲーム機は買わないと仕方ないとして、テレビはなんとか安いモデルを探して買ったりするでしょうか。

私はPCモニタを代用することにしました。ゲーム機とPCモニタを接続する方法を調べ、そのために必要なケーブル類を購入しました。

いくら安いモデルとはいえテレビは数万円はするでしょう。しかしPCモニタなら既に持っていましたので、ケーブル類を買った数千円に抑えることができました。

また、ゲームのためだけにテレビを買ってしまうと、その分部屋が狭くなります。そういう無駄は私が最も嫌いなところです。

 

一事が万事、こんな感じでした。客観的には節約家にもミニマリストにも見えていたでしょう。

しかし、私自身はそんなつもりは毛頭なく、単に無駄が嫌いだから徹底的に排除していただけのこと。その結果、無駄金を遣わずに済んでいたというに過ぎません。

巷にはいろいろな節約術を提唱している方が大勢いますが、そんなこと意識しなくてもお金は貯められるということを知ってほしいです。もちろん、定期収入は必要ですが。

節約術を実践するのももちろん結構ですが、無駄を嫌うという信念を持つと、もっと楽にお金が貯まるかもしれません。