労働者一人ひとりの意識改革

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headlines.yahoo.co.jp

死亡した男性は休みも満足に取れないほど働かせられていたようです。残業時間は月130時間…20日働いたとしたら、残業だけで6.5時間/1日になります。

同社は「労基署が審議中の事案であり、コメントは控える」としている。

審議結果を待たずとも劣悪な労働環境には違いないんですが。

従業員を長時間働かせることでお金を貰っているくせに、こういう状況で責任逃れをする経営者に一番腹が立つ。自社の労働環境のせいで人が死んでいるかもしれないのに、パッシングに晒されるのを恐れて逃げ回るのは卑怯です。

電通の事件があれだけ大々的に報道され問題視されたというのに、未だにこんな事件が報道されるとは、つくづく日本の労働環境が嫌になります。

しかし、こういう報道を見るといつも思うんですが、労働者側はなぜ辞めないんでしょうか?

私のような独り身とは違い、養うべき家族がいるから簡単には辞められないんでしょうか。でもこの男性の場合、68歳なので子どもは独立しているだろうし、ある程度の貯蓄と年金で普通に暮らしていけると思うんですが…

日本の労働環境が劣悪な一因として、労働者側にも問題があると思うんです。

不当な扱いを受けたら即、労働基準監督署に駆け込むなり辞めるなりすればいいのです。

劣悪な労働環境で働き続けるのは美徳でもなんでもありません。一昔前ならばそれも美徳だと見られたかもしれませんが、そんな価値観は時代遅れです。

労働者自身が働きやすい環境を求め要求するのは当然の権利です。労働者の意見に耳を傾け、労働環境を改善するのが経営者の役目です。

「会社に要求なんかしたら査定に響く…」

そんな会社辞めてしまえばいいのです。労働者が減って困るのは経営者です。会社にお金をもたらしているのは、他ならぬ労働者なのですから。

 

まずは余らせている有休を取ることから始めましょう。予定がある必要なんてありません。休みたい日に取ればいいのです。

労働環境を変えたければ労働者一人ひとりの意識改革が必要なのです。